航空券は名前(名義)変更出来る? 違う人が乗ってもいいの?

突然旅行に行けなくなってしまった時、
「家族や友達など、行ける人に譲りたい、、、」と思うことがあるかもしれません。
今回は、航空券は他の人に譲れるのか?
他の人の名前に変更できるのか?という点について、解説します。
他の人が乗ってもOK?
結論から申し上げますと、
他の人が乗ることはできません🥺
航空券の予約情報に記載されている本人のみが、搭乗できます。
航空会社は「運送約款」を設けており、
航空券の譲渡や第三者の利用を禁止すると記載されています。
■参考
・ANA 航空券・ANAeチケットについて
・日本航空 国内旅客運送約款
以上のことから、
・家族や友達に譲る
・金券ショップやオークションなどで転売
といったことはご法度です。
名前(名義)の変更はできる?
こちらも残念ながら、予約後・航空券の発券処理後の名前(名義)の変更は、基本どの航空会社も出来ません。
※一部航空会社は、手数料を払って部分変更や修正を受け付けているところもあります。
原則は一度キャンセルした後に、
取り直しとなります。
もし譲ったらどうなる?
万が一、他人に航空券を譲渡した場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。
1.搭乗拒否
当然ですが、運送約款に反する不正行為をしているので、搭乗拒否されます。
その場限りの搭乗拒否ならまだ軽いですが、
場合によっては今後一切の搭乗を拒否される可能性もあります。
更には、航空会社側で顧客情報を管理しているので、譲った側も今後の搭乗が出来なくなるリスクもあります。
2.警察沙汰になる・違約金の徴収
航空会社の判断によっては、所定の違約金の支払いを命じたり、その航空券の運賃の倍額を支払うよう命じるケースも実際にあります。
金額等はまちまちなので何とも言えませんが、新しく航空券を買ったり、キャンセルする料金より高額な可能性が高いです。
また過去には、警察を呼ばれて詐欺罪で逮捕、
なんてケースも実際にあります。
日本の法律では、刑法246条1項の詐欺罪に該当しますので、逮捕される恐れはあります。
まとめ
今回は、航空券の名義変更・譲渡について解説しました。
メリットよりデメリットの方が、
はるかに上回っていると思います。
法に触れる行為なので、絶対にやめましょう。
なお、他人名義の航空券を代理で購入するのは大丈夫です👌
ただし、下記二点にお気を付け下さい。
・飛行機に乗る人の名前で予約
・一部の航空会社では、購入を搭乗者本人名義のクレジットカードでのみ受付け