旅行会社社員の旅行記~トルクメニスタン編~
旅行会社社員の旅行記~トルクメニスタン編~
この機会にとトルクメニスタンへの現地ツアー参加を決行。
一般に個人旅行ではビザが取得できないため、ウズベキスタンの旅行会社を経由してアレンジしてもらいました。
(インビテーションレターの発給に時間がかかるため、3ヶ月前くらいに予約をしました。)
まずはヒヴァの宿でピックアップしてもらい、ダシャウズの国境へ。
警備は厳重で、申請書を記入しているときも横で監視されていました…。
事前に調べた情報やガイドブックを頼りに、日本から持参したレターのコピーと申請書を提出。
近くの窓口でビザ代金支払い手続きを済ませると、今度は荷物の中身を出してのチェック。
全体的に厳かな雰囲気で今までの入国で一番緊張しました!
検問所の出口付近で無事にガイドさんと合流し、最初の目的地クフナ・ウルゲンチへ向かいます。
クフナ・ウルゲンチは2005年に登録されたトルクメニスタンの世界文化遺産。
鳩の群れに怯えながら入場したトレベクハヌム廟には24のアーチ、12の窓、そして天井には365の星(数えていません)があしらわれています。
それぞれが「1日」「1ヶ月」「1年」を表しているそうです。
トレベクハヌム廟と内部の天井
近隣施設の見学中、小さな子供を連れた家族や老夫婦がお祈りに来られていました。
ガイドさんもお祈りしたいと言っていたこともあり、信仰が生活に深く根付いているような印象でした。
クトゥルグ・ティムール・ミナレットは中央アジアで最も高いミナレットとされる
ランチ後は「地獄の門」で知られるダルヴァザへ。
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荒野を進みます。
羊の行進に遭遇!(羊飼いが見えました)
そして到着したのは砂漠。
キョフテがメインのバーベキューで腹拵えをし、日が暮れるのを待ちます。
辺りが暗くなると、うっすら赤い線が見えてきます。
ライトを片手に近づいていくと、線は段々と楕円形に変わっていきます。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ゴウゴウと燃える音や熱気で迫力があります。
ダルヴァザのガスクレーターは人為的に発生したものですが、40年以上も天然ガスが燃え続けている不思議な光景です。
柵が出来ていたため落下の心配はありませんでしたが、風向きにより熱波やガス臭が強いところもありました。
キャンプ地からの発光を頼りに暗闇の砂地を戻りテント泊。
暗闇に浮かぶ業火とイメージの異なる焦げ茶のクレーターを朝に拝み、次の目的地へ向かいます。
4時間ほどかけて首都アシガバートへ。
町の手前には関所のごとく洗車場があり渋滞。車を綺麗にしてからでないと入れないそうです。
地元料理のランチを済ました後はニサ遺跡や国立博物館、トルクメンバシィ・ルーフ・モスクを観光。
1枚目:ニサ遺跡
2枚目:国立博物館入口からの風景
3枚目:トルクメンバシィ・ルーフ・モスク
ニサ遺跡はクフナ・ウルゲンチと同じく、トルクメニスタンの世界文化遺産の1つ。
ここで発掘された象牙のリュトンは国立博物館で展示されています。
ところで、トルクメニスタンは情報統制が厳しいためか、日本で利用されているSNSやWEBページは概ね開けません。
また、写真は都度ガイドさんの許可をもらってからの撮影でした。(民家や市場の一角もNGとガイドさんから伝えられました。)
国立博物館では事前に撮影許可証を「購入」することができますので、見学予定の方はご検討ください。
観光と夜食を終えた後は市内のホテルで1泊。
夜景がやや曇っていたことが残念でした。
翌早朝、国内線のトルクメニスタン航空を利用してトルクメナバートへ。
2日間お世話になったガイドさんはダショグズ行きのフライトのためアシガバート空港でお別れ。
なんと一昨日と同じルートを辿ってまたダルヴァザでキャンプとのこと。
見せて頂いたスケジュール帳には恐ろしい本数のツアーが詰まっていました・・・。
トルクメナバート空港からウズベキスタンとの国境まで、国境から市内までと2人のドライバーさんにお世話になり、ブハラに到着したところでツアー終了です。
【余談】
両国の検問所間では有料の専用バスに乗る必要がありますので、1ドル札を多めに持っていかれることをお勧めいたします。
(トルクメニスタン側ではマナトでの支払いも可能なようでした。)
<ウズベキスタン編(2/2)へ続く>
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