旅行会社社員の秋休み~オーストラリア編~

旅行会社社員の秋休み~オーストラリア編~

オーストラリア×アウトバック

 今回の旅の目的地「アウトバック」と呼ばれるオーストラリア内陸部、
赤茶色の大陸が続くノーザンテリトリー州へ行ってきました!カンタス航空を利用して東京から10時間半。メルボルンを起点にして、アリススプリングス、ウルル(エアーズロック)、ダーウィン、そして最後にブリスベンへ。地理的にはメルボルン⇒アリススプリングス⇒ダーウィンの縦断旅です。国土の広いオーストラリアは州によって気候が異なります。
メルボルンの最低気温とダーウィンの最高気温の差は20度以上。オーストラリアを縦断、横断される方は服装にご注意ください。では、旅のはじまりはじまり。

アリススプリングス×旅の中継地点

メルボルンを飛ばして(詳細は最後に)、アリススプリングスに到着しました。
オーストラリアのほぼ真ん中に位置しているアリススプリングスは、ウルル=カタジュタ国立公園
(「エアーズロック」の方が馴染みあるかもしれませんが、現在は)の中継地点として旅行客が立ち寄ります。大体半日あれば廻れ、またメインストリートは1本という、こじんまりとした街です。

 

大陸横断列車ザ・ガン

 街の真ん中にあるショッピングモールは9時-13時という営業時間の短さなので、
お買いものをされる方は注意です。通りには旅人が休まるカフェや、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)アートをかざるギャラリー等。みっちり「観光」するには物足りないかもしれませんが、長旅で疲れた旅行客などがひと休みするのに心地良い場所です。
 又、赤い車体が目立つ世界で唯一の大陸横断列車であるザ・ガン(アデレード~アリススプリングス~ダーウィン)が走る地点でもあるため、散策中には停車中のザ・ガンを目にすることができました。この列車に乗る為にオーストラリアに来たという人も珍しくないそうですよ。いつか乗ってみたいものです。

 

ウルル×アボリジニ

 今回の旅行の目玉であるウルルへバスで行くツアーに参加してきました。
30名ほど乗り込むバスにいた観光客の国籍は様々で、道中はオーストラリア人のガイドさんが各地を紹介してくれました。(英語力の乏しい筆者は聞きとるのにだいぶ苦労しました・・・)

 アリススプリングスからウルル=カタジュタ国立公園のエリアはバスにて約5時間です。
バスからウルルが見えてくるとバスの中は早くも「撮影大会」で、観光客全員が興奮していました。
ウルルは世界最大級の一枚岩と言われるだけに迫力がありました。ずっと行ってみたかっただけに、まるで有名人を見たかのような興奮を覚えました(笑)

 

アボリジニの生活

 オーストラリアの先住民アボリジニの聖地とされているウルルにはあちらこちらにアボリジニ文化の痕跡が残されています。アボリジニの民族の1つが「台所」として使っていた洞窟や、「寝室」としてつかっていた洞窟等。
 そして、洞窟の一部にはアボリジニの壁画も残っています。そして、ウルルは乾いた岩肌を想像しますが、ここには池もあるのです。雨水が岩肌をつたって、雨水がたまり、狭い空間の中にぽっと湧き出たような神秘的な場所でした。「カピムティジュル」という名前ですが、アボリジニの言葉で「不滅の池」という意味だそうです。この乾いた地域に重要な水源となっていたことがうかがえます。
遠くから見ては分からなかった当時の生活の様子が見えてきました。

 

カタジュタ(オルガ山)

 そして、次にカタジュタ(オルガ山)へ。こちらも国立公園内にあり、ウルルとセットで行くことができます。アボリジニの言語では「多くの頭」を意味するそうです。オルガ渓谷では、ハイキング程度で散策をたのしめる片道2kmウォークがお薦めです。ここが7000万年前に今の形ができあがったというから驚きです。

ウルル×サンセット

 夕方はサンセットとウルル。太陽のあたり方で景観ががらりと変わり、昼に見るウルルとはまた違った景色です。赤く染まるウルルは大変美しいもので惚れ惚れ・・・。ちょうど日の沈む直前には燃えるような赤さになりますちょっと雲がかっていた方が「より真っ赤」に染まるウルルが見られるそうですよ。この日は雲ひとつ無い青空でしたが、それでも美しいことには変わりありません。

 時間帯によって顔を変えるウルルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

ダーウィン×日本

気温35度の猛暑日。ダーウィンの10月は日本でいう季節では春にあたりますが、
歩くだけで汗だくです。「ダーウィン」はその名も進化論の生みの親にちなんだ名称です。

 ここダーウィンでもエメラルドグリーン色の綺麗な海があります。そんな海沿いに、
また最寄のバス停から約40分ほど歩く、少々アクセスが不便な場所に「イーストポイント軍事博物館」があります。1942年、第2次世界大戦時に、旧日本軍はこのダーウィンの地に約1年9カ月の間に、64回の空爆をしたといいます。館内では5分間ほどのムービーが上映され、その内容や表現等、目を背けたくなるような衝撃的な映像でした。
この空爆によって多くの犠牲者がでたといいます。屋外には大砲や飛行機があり、
生々しい当時の面影を残す展示品がありました。訪れる意味はあると思います。

 

余談×オーストラリアビール

 メルボルンとブリスベンは省略しましたが、こちらでは現地に住む友人と集った為、
観光らしいことは出来ませんでした・・・ひたすらオーストラリアビールを堪能していました(笑)
日本でいう居酒屋のような「パブ」では昼からビールを飲むオージーが目立ちます(笑)
オーストラリアは地域に根付いたビールのブランドがあります。勿論オーストラリア全土で飲めるブランドになりますが、ビクトリア州といえば「VB」クイーンズランド州といえば「XXXX/フォーエックスゴールド」といったように。

 お酒を飲める人向けになってしまいますが・・・オーストラリア各地を廻る際に、州ごとの地ビールを飲み比べてみたり、王冠のデザインを見比べてみるなどの楽しみ方もあるかと思います!
(注)パブではID(パスポート等)チェックがあります。また、行かれる際には年齢や注意事項など必ず「オーストラリアの法律をご確認の上で」行かれることをお薦めします!

 

 


コメントを残す

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。