旅行会社社員の旅行記 ~香港編~

 

*この旅行記では、1香港ドル=20円で計算しています


■まえがき
2024年11月の頭、香港へ2泊3日で行ってきました。
東京から近いところですが、香港に行くのは初めてでした。
ディズニーランド以外何も決めずに、行き当たりばったりで渡航しました。

■1日目
今回利用したのはキャセイパシフィック航空。
往路は羽田10:10発・香港14:30着のCX543便。
チェックイン前に荷物を入れようと開けた瞬間、
チャック部分が破損して閉められなくなるというハプニングが。
チェックイン前に有料のラッピングサービスをしてもらい、荷物を預けます。
「チャックが壊れていますが、これは元からです」という免責証明にサインして、割れ物注意の”fragile”のタグをつけてもらいました。

3連休の中日ということもあり、保安検査は長蛇の列。
ただ回転が速く、15分ほどで出国検査まで完了しました。
想定外のハプニングもあるので、余裕をもって空港へ到着した方が良いと、改めて思い知らされました。

予定より30分早く香港に到着、入国審査はガラガラで5分で通過。
まず荷物を預けるためにホテルへ向かいます。
今回宿泊したのは「パンダホテル/九龍悦來酒店」。
色んな旅行会社が昔からパックツアーで使う、日本人御用達のファミリー向けホテルです。
想定通り、日本人の宿泊客がかなり多かったです。

パンダホテルまでは電車(MRT)やUber・タクシーで行けますが、一番安く行くなら公共バス一択です。
バス乗り場までは「巴士/Bus」という案内に沿って歩けば簡単に着きますので、迷うことはないと思います。
ただし乗り場まで10分ほど歩きます。
料金は20香港ドル(約400円)で、オクトパスカード(八達通)のほか、VISAやMASTERのタッチ決済でも乗車できます。
「A31」のバスで空港から約40分、「仁濟醫院 (Yan Chai Hospital)」というバス停で降りると目の前にホテルが見えます。
外観にパンダのイラストが描かれているのでわかりやすいです。

 

荷物を預けて、ホテルの無料シャトルバスで尖沙咀(チムサーチョイ)へ。
20分ほどで到着し、街を散策します。
この地区はショッピングモールが多く、買い物や食事に困ることはありません。

初日の夜ご飯は「V&B Cuisine」というお店で。
ローカルな食堂で、この地域にしてはリーズナブルな方です。
炒飯やパオなどを注文しました。炒飯は3人前くらいのボリュームでした。

このお店の近くに行列が出来ていました。
「祥興記上海生煎包」というミシュラン掲載店で、焼小籠包を皆さん食べてました。
私たちも1パック買って食べてみましたが、凄まじい肉汁と旨味が濃厚。
今回の旅で食べたものの中で一番おいしかったです。
機会があればぜひ立ち寄ってみてください。

歩いて香港文化センター前のスポットに行き、ビクトリアハーバーの夜景を撮影。
有名なショー「シンフォニーオブライツ」は見ませんでした。
Youtubeで見た限り、見なくてもいいかな、、、となってしまったので。



■2日目
この日は今回の旅のメイン:香港ディズニーランドへ。
パンダホテルからディズニーランドまでは、
・車で約20分
・電車(MRT)で約30~40分
と好アクセスの為、使い勝手は◎。
今回私たちはMRTで行きました。
パンダホテルの最寄り駅は荃湾線(Tsuen Wan Line)の荃湾駅、または大窩口駅。
ホテルからはどちらも700mほど離れていますが、大窩口駅までは途中歩道を使って楽々行けますので、こちらの方がおすすめ。

ディズニーランドまでは、
① 荃湾線の大窩口駅から3つ目の茘景駅(Lai King)へ
② 茘景駅から東涌線(Tung Chung Line)2つ目の欣澳駅(Sunny Bay)へ
➂ 欣澳駅から迪士尼線(Disneyland Resort Line)で迪士尼駅(1駅)

乗り換えが2回発生しますが、乗り換えは自体簡単ですし、
Uberを使うより安いのでおすすめです。
改札を出て右手に、大きなゲートがお出迎え。
真っ直ぐ歩いて大きな噴水のオブジェが見えて来たら、右側にゲートがあります。

日本同様、荷物検査をした後に入場エントランスの列に並ぶ仕様。
ただし入場方法が日本と異なりまして、

・開園の45分前に荷物検査開始→入場エントランス前で待機
・開園の15分前に入園してお城の正面で待機(テープで規制)
・開園時間になったら規制解除
という3段構えになっています。
少し早めにパーク内に入れるため、写真を撮ったりお手洗いに行ける点が嬉しいところ。

色々見どころはありますが、やはり皆さんのお目当ては「アナと雪の女王(アナ雪)」をテーマにしたエリア「ワールド・オブ・フローズン」。
広いエリアではありませんが、アレンデールの世界観が見事に再現されています。
初めに向かったのが「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」。
ソリをイメージしたコースターで、子供向けながらもそこそこのスピードがあります。

このエリアの目玉はなんといっても「フローズン・エバー・アフター」。
アナ雪の世界と名曲をボートに乗って楽しむライドで、フロリダにあるものと同じです。
日本版はかなりオリジナル要素が強く、原作再現度が高いですが、
香港版は要所要所を切り取ったような印象を受けました。
何よりオーディオアニマトロニクスの技術に驚きました。すごいです。
また急流を下る際に、写真撮影があります。結構な高さから落ちます。

続いてファンタジーランドへ移動し、「プーさんの冒険」へ。
日本の「プーさんのハニーハント」のストーリーを、ゆったり巡るアトラクション。
こちらも乗車中に写真撮影があります。

他にも香港ディズニーならではのアトラクションが満載。
「香港版ビッグサンダーマウンテン」と呼ばれる「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー」は、コースタータイプの絶叫ライド。
スピードはかなり速く、途中後ろ向きで走ったりとスリリングです。
高いところから落ちたりはしないので、日本のビッグサンダーマウンテンが乗れる方は大丈夫だと思います。

この近くに、「ミスティック・マナー」というアトラクションがあります。
こちらは冒険家が集めたコレクションを見て巡るライド、という内容で、「プーさんのハニーハント」のような動きをします(かなり雑な紹介です)。
例えるなら「タワー・オブ・テラー」のQラインを、ライドに乗って楽しむ、、、といったところでしょうか。
ホラー要素はあまりありませんので、お子様も楽しめるかと。
好きな人にはとことん刺さりそうな世界観です。

隣のエリアはトイストーリーをテーマにした「トイストーリー・ランド」。
カラフルでポップなオブジェや装飾が素敵なエリアです。
日本にはないアトラクションが3つあり、どれも必見。
写真撮影が楽しいエリアで、夜のライトアップも綺麗です。

トゥモローランドに移動し、「ハイパー・スペースマウンテン」へ。
映画「スターウォーズ」をモチーフにしており、まるで宇宙船に乗って戦っているような演出は見事でした。
付近には「アイアンマン・エクスペリエンス」(スターツアーズに似たアトラクション)や、「アントマン&ワスプ:ナノ・バトル!」(バズライトイヤーのアストロブラスターに似たアトラクション)があり、アイアンマンの方は比較的混みやすい印象でした。
実はマーベルやスターウォーズは未履修で、アトラクションは楽しかったのですが語れることがなく、、、すみません。

香港ディズニーといえば「グリーティング天国」と呼ばれているほど、キャラクターに会いやすい点が魅力の一つ。
というわけで私たちも、「ダッフィー&フレンズ プレイ・ハウス」でグリーティングへ。
この施設は3人のダッフィーとその仲間たちに会えるのですが、リーナ・ベルは固定・あとの2枠は日替わりのようです。
私たちが行った日は、リーナ・ベル、オル・メル、シェリーメイでした。
60分待ちと30分待ち×2で長丁場を覚悟したのですが、3人合わせて60分ほどで会えました。
かなりラッキー!なんだと思います。

同じアトラクションを楽しんだり、ショーやパレードを見たり。
香港ディズニーのお城は「キャッスル・オブ・マジカル・ドリーム」と言い、色んなディズニーキャラクターをモチーフにしたデザインや装飾が施されています。
夜になると大変綺麗です。

余談ですが、お昼ご飯はアナ雪のレストラン「ゴールデン・クロッカス・イン」で食べました。きのこのパスタ、なかなかボリュームがあっておいしかったです。

夜ご飯はホテル下のショッピングモール内にある餃子屋さんで、餃子と麺を食べました。
麺はたぶん、台湾料理でした。
英語表記がなく店員さんが英語通じず、注文するのにてこずりました。

 

■最終日
あっという間に最終日。
この日はゆったり準備した後ショッピングモールを散策。
そのままMRTで尖沙咀駅まで移動して、ハイアットリージェンシー香港の飲茶食べ放題へ。
街中で飲茶を頼むと1品40~60香港ドル(約800~1200円)はザラにしてくるので、いっそ食べ放題の方が楽なのでは、、、と思い、少々奮発。
チャーシューと春巻き、豚まんやエビ焼売などどれもおいしかったです。

早めに空港に行って買い物がしたかったので、そのままエアポートエクスプレスで空港へ。
尖沙咀→香港まで行き、空港までノンストップ。
ソウルのA’REXやクアラルンプールのKLIA エクスプレス同様、快適です。

キャセイパシフィック航空は香港空港にて、チェックインと荷物預けがセルフで出来ます。
手順は簡単、かつ職員の方が丁寧に教えてくれるので安心。
ラクラク保安検査と出国手続きを済ませ、制限エリアに入ります。
とにかく非常に広い上にショップもレストランもかなり充実。
2時間は時間をつぶせると思います。(もしかしたら足りないかも)

しかし広い=搭乗ゲートまで時間がかかるということなので、注意が必要です。
なお28番ゲート付近に、エッグタルトのお店「蛋撻王餅店(King Bakery)」があります。
市内でエッグタルトを買えなかった時の救済措置として便利。
*エッグタルトは機内持ち込みOK、お土産としておすすめです!

 

■あとがき
1日ディズニーランドにいると、2泊3日で観光はかなり厳しいです。
実際市内は尖沙咀しか行けず、香港島は上陸すらしませんでした。
市内観光もしたい!という方は3泊しましょう。
更にもう一泊してマカオに立ち寄るのもおすすめです。


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