旅行会社社員の旅行記 ~ベトナム・ダナン編~

■まえがき
2024/5/3~8で、ベトナム・ダナンに行きました。
ダナンはベトナム中部にある都市で、ビーチのあるリゾート地として人気です。
また世界遺産:ホイアンやフエへの観光拠点となる街です。
かねてからホイアンのランタンの街並みを見てみたいと思い、また今年は長めの連休だったことから、GWに渡航することにしました。

■1日目
行きのフライトはLCC:ベトジェットでこのスケジュールで行きました。

東京/成田(NRT)

ハノイ(HAN)

16:30

20:05

VJ935

ハノイ(HAN)

ダナン(DAD)

05:30

06:50

VJ501

見てお分かりの通りハノイで1泊となるのですが、ハノイ発が早朝なので体力勝負です。

一番安い航空券がこのスケジュールでしたので、仕方ないです。
成田は第2ターミナルから出発で、ベトナム系やインド系の方が多かったです。
GWなのでどのカウンターも旅行客で混雑!、、、ということはなく、訪日外国人ばかり。
出国エリアもガラガラで、大型連休とは思えないほど。
なおベトジェットはオンラインチェックインをしていると専用レーンに並ぶことができ、大変時短になるのでおすすめです。
ただしサイトがベトナム語表記なので、翻訳アプリは必須。

今回私は非常口付近の座席を有料で購入した為、足元はかなり広くて快適でした。
通常座席は見た限り、かなり狭そうでした、、、
1区間1000円くらいで買えますので、非常口付近の座席がおすすめです。
緊急時のレクチャーを受けるのですが、CAさんが目の前で実演するのを見ているだけでOKでした。

10分ほど遅れで出発。せっかくなので機内食を買ってみました。
日本円かベトナムドンが使えます。カードは使えないので注意。
焼きそばのようなものが900円、ちょっと高いように感じました。

15分遅れでハノイに到着し、バスに乗ってイミグレーションへ。
イミグレーションは大混雑で、45分ほどで抜けられました。
ビザが必要な国籍の方のチェックで、時間がかかっている印象でした。

空港内でGrab(東南アジアのライドシェアサービス)を呼んで、
空港近くにあるホテルまで乗せてもらいます。
3kmほどですがあたりが大変暗い点と、交差点がないので車を使うのがベスト。
4時間ほどの仮眠とシャワーのみなので、安宿にしました。
それでも清潔感があって、寝るだけなら十分なレベルでした。


■2日目
夜中の3時半起きでホテルを出て、Grabで空港へ。
早朝かつ空港行きは需要があるからなのか、400円近くもしました、、、
ベトナム物価にしては高めです。

早朝にもかかわらず、国内線ターミナルはそこそこ賑わってました。
チェックインしようとしたところ、人生で初めて「eチケットを見せて」と言われました。
*ハノイで1泊しているから、、、?かもしれません。
スマホの画面でも良かったのかもしれませんが、一応紙で印刷したものを出して完了。
やはりEチケットは印刷しておくのが吉です。

バスで移動して15分遅れで出発。70分ほどの短距離フライトなのであっという間に到着。
荷物もすぐ受け取れて快適でした。
Grabでホテルまで行き、チェックイン前に荷物だけ預かってもらい、市内観光へ出発。

まず向かったのがダナン大聖堂。ピンクの外観が目を引きます。
2~30分もあれば十分満喫できます。
朝ごはんがまだでしたがそんなおなかも減らなかったので、カフェで一休み。
コーヒーと謎のカスタードパンのようなものを頼みました。
なかなかおしゃれな店内で、落ち着いた雰囲気でした。

このまま歩いてお土産探しの定番:ハン市場へ。
広いマーケットの中にはお菓子や雑貨、衣料品などのお店がずらり。
アオザイのオーダーメイドも出来るので、記念にいかがでしょうか。

ハン川沿いを散歩しつつ、ロッテマートダナンまで向かいます。
1時間ほど歩いて到着、さすがに疲れたのでロッテリアでお昼ごはんを。
ライスプレートを頼むはずがハンバーガーを頼んでしまいました。
食後にお菓子やインスタント麺、お茶などお土産を買い、チェックインのためにホテルへ。
3泊以上は無料でオーシャンビューのお部屋になるとのことで、
ちょっと得した気分になります。こじんまりとした綺麗なお部屋でした。

少し休んでミーケビーチへ行きます。浜辺を散策してゆったり。
日本人は1人もおらず、ほとんどが欧米人か韓国人。
アジア系は韓国人が圧倒的に多く、ハン市場はすごいことになってました。

夜ご飯はブンチャーを食べました。
ブンチャーとはフォーをつけ麺にしたような料理でして、
酸味のあるつけ汁がさっぱりしてました。
ただ肉が硬すぎて、私のあごでは食べるのになかなか苦戦しました。

 

■3日目
ホテルの朝食ブッフェを楽しんだ後、五行山(マーブルマウンテン)へ。
ここ五行山は西遊記の主人公:孫悟空が閉じ込められていた、という言い伝えがあり、
ダナンきってのパワースポットとして有名です。
アクセスも良く、市内から車で20分で行けます。

カウンターでチケットを買って入山。
39℃の猛暑の中、点在するスポットを見て回ります。
大体(休憩込で)2時間もあれば十分です。
なお滑りやすいところがあるので、運動靴で行きましょう。

下山後にGO!ダナンという大型ショッピングセンターへ。
ここだけでプチプラやお菓子は揃う、それくらい広い店内でいろいろ買います。
ただ見落としただけなのか、レストランはなかった、、、ような気がするので、
食事をするなら他の所に行った方が無難です。

お昼はダナンのバインセオの超有名店:バインセオバーユンへ。
12時はお昼時で混雑していましたが、何とか入れました。
バインセオとはベトナムのオムレツ、またはお好み焼きと呼ばれている料理で、
これが大変おいしいです。
サテー(東南アジアの串焼き)とビールも頼みました。
豪華に頼んでも合計700円ほど、ベトナム物価の安さに驚かされます。

腹ごしらえの後はGrabでリンウン寺へ。
山の上にあるお寺ながらも勾配などは一切なく、境内は散策しやすいです。
こちらの見所はなんといっても高さ67mのレディブッダ。
ミーケビーチからも目視で確認できるほどの大きさで、足元から見上げると、更に存在感があるように感じました。

予約したスパの時間になったのでお店へ向かいます。
「ハーバルスパ」という市内きっての人気店でして、店内は「今までどこにいたんだ」と驚くほど日本人がたくさん。予約してないと厳しそうです。
施術前にお茶、施術後にお菓子とスイカのサービスがあり、スタッフの方もにこやかで物腰柔らかく、非常に好感が持てました。施術自体も大変気持ちよかったです。
60分のコースで2500円、破格のお値段です。

夜ご飯は適当に見つけたお店に入りました。
地元の方々で賑わっており、豚肉のライスペーパー巻きと、ミークアン(きしめんみたいな料理)とビールを注文。とびぬけておいしい!というわけではありませんでしたが、
優しい味付けで日本人好みかと思います。

 

■4日目
この日は今回の旅の目的地:ホイアンへ向かいます。
車で約50分、午前中から散策することに。
町の入り口にあるコーヒーチェーン:ハイランズコーヒーでコーヒードリンクを注文。
非常に甘い飲み物で、甘党の方には。

午前中は暑い&メインとなるランタンが灯らないので人はまばら。
どこかノスタルジーあふれる街並みを、ゆっくり巡ります。
途中高いお茶を買わせようとするお茶屋さんや、腕をつかんできた客引きをあしらいつつ、
建物や街並みを片っ端から写真を撮ります。

お昼は有名レストラン「カーゴクラブカフェ&レストラン」で食べました。
チキンライスはジューシーで香り高い鶏肉が絶品で、揚げ春巻きはパリパリの食感がたまらない一品。観光地の為ややお値段はかかりますが、それでも安い部類。
機会があればぜひ立ち寄ってみてください。

街中の観光スポット内に立ち寄るには、チケットを購入する必要があります。
何か所か売り場があるのですが、分かりにくいところも。
(特に福建会館付近の売り場は、大変分かりにくいです)

数時間もずっと歩いていると、さすがに疲れたので弾丸でスパへ。
店頭のメニューを見ていたら、お店から声をかけられたので入店。
施術前にハチミツレモンティー、施術後に自家製ヨーグルトを楽しむことが出来、
特にヨーグルトは非常に絶品でした。
施術も心地よく、歩き疲れた体が生き返りました。

夜は川沿いの適当なレストランで食事。
ココナッツジュースとバインセオ、バインミーを注文しました。
可もなく不可もなく、、、いかにも観光客向けのお店って感じです。
テラス席のランタンと眺めはとても良かったです。

夜になると観光客でごった返し、街中は大変混雑します。
灯るランタンを眺めつつ、足早に帰路に着きます。
夜になるとGrabやタクシーが捕まえにくいので、あらかじめ交渉するかカーチャーターが良いのかもしれません。
私の場合は行きで乗ったGrabのお兄さんが気を遣ってくれ、帰りもピックアップしてくれることになっていたので楽でした。

 

■最終日
最終日はフエへの日帰り混乗ツアーに参加しました。
英語によるツアーははじめてでしたが、何とかなりました。
市内からバスで1時間ほど走り、まずはじめに湖の真珠販売所に連れていかれました。
(行程表に載っていなかったのですが、、、)
15分ほど説明を受けた後自由行動に。
しかしみなさん興味がないのか、お手洗いに行った後は外の湖で写真撮影へ。
私も湖のほとりでのんびり涼みました。

カイディン帝陵→ティエンムー寺→グエン朝王宮の順番で巡りました。
特に王宮はスケールが大きく、来てよかったと思いました。
スポットごとに距離があるため、カーチャーターかツアーでないと難しいです。

早めに空港に向かいましたが、ダナンの空港はかなりこじんまりとしていて、
暇をつぶせるところが小さい売店とカフェくらいしかありません。
出国エリアもレストランが数軒くらいで、お土産屋さんはそこそこありますが、
空港価格でかなり割高なので注意です。

帰りのフライトはマカオ航空で、マカオに夜中の2時に着いて、
朝9時に成田へ向かうなかなかハードなスケジュール。
ダナン→マカオ間はクッキーのみ配られ、やることもないので寝てました。
30分ほど早く到着し、入国しようと思いましたが、カジノくらいしかやってないので、、、
空港のベンチで寝ることにしました。
Wi-Fiが通っているので動画を見たりして時間をつぶせますが、何せ非常に寒いです。
羽織るものとレジャーシートがあるとより快適に過ごせそうです。
なお土日限定ですが、スターバックスが24時間で営業しているようなので、
深夜に温かいものが飲みたくなったら利用するのもアリです。

なんとか時間をつぶし成田行きのフライトへ搭乗。
機内エンターテイメントはありませんので、暇つぶしのものは必須。
なお機内食が出て2種類から選べるのですが、中国語で説明されたためよく分からず。
お味は無難な感じです

 

■あとがき
ニュース番組やSNSでも最近注目されているダナンですが、まだまだ日本人は少ないといった印象でした。アジア系の観光客は圧倒的に韓国人が多く、街中で韓国語で話しかけられる場面もありました。
ダナン・ホイアンともに観光客は確かに多いですが、オーバーツーリズムというほどでもなく、特にビーチはゆったりできると思います。水はそこまで綺麗ではありませんが、、、、
何より物価の安さが非常に魅力です。工夫次第では7~8万円ほどで贅沢できます。
円安の今、旅行先にダナンはいかがでしょうか。

 

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