釜山市民だけでなく、韓国国民にリゾート地として愛されている海雲台。海水浴場周辺には、ホテルやレストラン、水族館といった施設が揃っており、観光拠点としても便利。夏になると、訪れる人の数はなんと100万人を超えると言われています。
また近年話題になっているのが、海雲台海水浴場から松亭（ソンジョン）海水浴場まで続く峠道：タルマジギル。通称「月見の丘」と呼ばれており、サクラや松の木の景観で有名です。またギャラリーやカフェなどが点在しており、アートを感じるフォトジェニックなスポットになっています。

冬柏島で今注目のスポット、ザ・ベイ101は、ヨットなどのマリンアクティビティやグルメが楽しめる複合施設。夕焼けや夜景が綺麗なスポットとして人気で、連日多くの観光客が訪れます。また韓国最高の摩天楼ビューを誇るマリンシティは、海雲台の夜景を楽しめる新スポット。一帯にはカフェやレストランが並び、食事で困ることはないでしょう。

西面1番街の向かい側には、かわいらしくて個性的なカフェが多く点在しています。まるで日本の原宿に似た雰囲気で、街歩きをしているだけでも楽しいエリア。夜になれば多くのお店がライトアップし、昼とはまた違った顔を見せてくれます。また山の斜面を利用した街づくりが特徴の虎川村は、人気韓国ドラマ「サム・マイウェイ」の撮影ロケ地として有名。美しい夜景が見られる展望台には、ファンだけでなく多くの方が訪れています。

街歩きやショッピングなども素敵ですが、公園でのんびりするのもおすすめです。釜山市民公園は市内最大の公園で、「釜山セントラルパーク」の愛称で親しまれています。米軍基地があった場所に作られたため、かつての基地だったころの名残があります。春～秋に稼働する人口滝は見どころの一つ。
また釜山といえば有名なのが、龍頭山公園の釜山タワー。望台から見える360度のパノラマは迫力満点、街並みだけでなく山や海などの自然も、美しく見ることが出来ます。

ソウルの市場も人気ですが、釜山も負けず劣らず活気があり、多くの観光客が訪れます。衣類や雑貨・電子製品などが揃う国際市場は、7,500坪という広大な面積に1,200ものお店が連なります。ショッピングの聖地としてだけでなく、映画やドラマのロケ地になることも多く、聖地巡礼をするファンも訪れています。
そして釜山を代表する市場として有名なのが、チャガルチ市場。韓国一の規模を誇る水産市場で、鮮魚販売の露店が連なります。食堂で頂く海鮮丼や回線鍋は絶品。早朝から営業しているので、朝ごはんにもおすすめです。

海雲台区 松亭洞にある松亭（ソンジョン）海水浴場は、穏やかな波と柔らかい砂が人気のビーチ。海雲台海水浴場より落ち着いた雰囲気で、夜風に吹かれながら浜辺を歩いたり...そんな「チル」なひと時を過ごすのも良いかもしれません。海辺の反対側の通りに歩いて行くと、国家登録文化財に指定されている松亭駅があります。この駅は観光客に人気の「海雲台ブルーラインパーク」の海辺列車の終着駅。列車内の座席はすべて海側を向いており、海辺を見ながら列車の旅が楽しめます。またSNSがきっかけで爆発的な人気が出たスカイカプセルは、絶対乗りたいところ。当日券は長蛇の列になるので、あらかじめネットで事前予約しておくと◎。

海雲台から車で30分、釜山観光ハイライトの1つとして名高い海東龍宮寺は、その名の通り海辺の岩場に建てられた「海の寺」。高さ10ｍの海水観音大仏が安置されており、観音信仰の聖地として、地元の方も多く訪れます。「願い事を叶えてくれる」という言い伝えがあり、ぜひお参りに行くのはいかがでしょうか。また付近にはロッテワールド釜山やスカイラインリュージュ釜山といったテーマパークがあるので、「お寺だけじゃつまらない...」というお子様も安心。

釜山で最も有名な光景が、このカラフルな家々の景色だと思われます。こちらは甘川文化村と呼ばれる村で、「韓国のマチュピチュ」として高い人気を誇っています。元々は貧しい人々が集まってできた集落でしたが、2009年から行われた町おこしにより、一気に観光地化。「星の王子様」の銅像が置かれた展望スポットなどが登場し、人気の観光名所になりました。ただし市民の方が暮らしているので、9~18時ごろまでの観光となり、大声で騒いだりしないよう配慮が必要です。