海外でスマホやパスポートが盗まれた時の対処法とスリ対策




海外旅行は楽しみがある一方、様々なトラブルやイレギュラーが起こることがあります。その代表格とも言えるものが、スリ。
細心の注意を払っていても、悲しいことに盗られてしまう可能性は0ではありません。
今回は、海外旅行でスリ被害に遭ってしまった際の対処法や対策について、解説します。
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パスポートを盗られた際の対処法


外でパスポートが盗まれた場合、速やかに現地の日本大使館で再発給手続きを行う必要があります。手続きの前に、まず現地の警察署で盗難証明書を取得しましょう。以下は、その具体的な手順です。
警察署での手続き
まず、盗難被害に遭った場所から一番近い警察署、または観光客向けのツーリストポリス局へ向かいます。受付でパスポートを紛失した旨を伝えると、別室またはその場で無くした場所や時間などの事情聴取を経て、盗難証明書を発行してもらいます。この証明書には現地の言語で名前やパスポート番号、盗まれた物品、金額などの詳細が記載されています。万が一のために、受け取った際には内容に誤りがないか確認することをお勧めします。
日本大使館での手続き
盗難証明書を取得したら、以下の書類を用意して日本大使館へ向かいます。
・6か月以内に撮影された顔写真(縦45×横35mm)
・本人確認や滞在資格を証明する書類
大使館に到着したら、まず「紛失一般旅券等届出書」を記入します。必要書類を窓口に提出すると、パスポートの失効手続きと再発行手続きを同時に進めることができます。 パスポートの再発行には約10日間かかるため、帰国のスケジュールに間に合わない場合も考慮する必要があります。帰国までの時間がない場合、大使館では一度限り使用できる「渡航書」を発行してもらえます。これは帰国のための緊急措置として利用できる書類となります。滞在日程に応じてパスポートの再発行か渡航書の発行のいずれかを選択してください。
スマホを盗られた際の対処法


スマートフォンが紛失した場合、迅速に紛失モードを設定してロックすることが重要です。これにより個人情報の漏洩を防ぎ、二次被害のリスクを低減できます。
iPhoneの場合
紛失モードをオンにする:iPhoneの紛失モードを有効にすると、支払い情報やサービスが停止され、iPhoneが紛失中である旨と連絡方法を表示するメッセージが表示されます。
【設定手順】
① パソコンや他のデバイスからiCloud.comにアクセスし、盗まれたiPhoneのApple IDでログイン
② Apple IDに紐づけられているデバイスの中から盗まれたiPhoneを選択し、紛失モードをクリック
➂ 紛失したiPhoneのパスワードや連絡可能な電話番号を入力し、画面の指示に従って操作を完了
なお同じApple IDで登録されているiPadなどがあれば、「iPhoneを探す」アプリからも紛失モードをオンにできます。 また海外旅行に行く前に「iPhoneを探す」をオンにしておくと、紛失時に現在地を調べることができるため、あらかじめ設定しておくことをおすすめします。
Androidの場合
Androidの場合Googleアカウントが設定されていれば、デバイスの位置特定、ロック、データの消去が可能です
【設定手順】
① パソコンや他のデバイスからandroid.com/findにアクセスし、Googleアカウントでログイン
② 紛失したスマホを選択し、電源が入っていて通信可能な状態なら現在地を確認
➂ メッセージが表示されたら「ロック」と「データを消去する」を選択。デバイスの保護を起動し、パスワードを指定してデバイスをロック。返却用のメッセージや連絡先をロック画面に追加
キャリア会社に連絡して回線を停止
スマホ紛失時には、不正利用を防ぐため回線を停止することが重要です。日本のキャリア会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)と契約している場合、各社のポータルサイトから手続きできます。パソコンまたは同行者のスマホを使って手続きを行いましょう。1人で旅行中やパソコンが使えない場合、公衆電話からコールセンターへ連絡する方法もあります。事前にコールセンターの電話番号を控えておくと安心です。
キャリア会社に連絡して回線を停止
海外旅行保険やAppleCare+などの保険に加入している場合、スマホ盗難時に補償を受けられることがあります。 AppleCare+の盗難・紛失プランに加入していれば、新しいiPhoneを受け取ることが可能です。 Androidの場合:は、各キャリア会社が提供する紛失サポートに加入しているか確認しましょう。 また海外旅行保険やクレジットカード付帯の旅行保険でも、携帯品の盗難補償が含まれている場合がありますので、補償内容を確認しましょう。ただし補償を受けるには、前述した盗難証明書や被害届が必要となります
クレジットカードを盗られた際の対処法


カード会社に連絡して利用停止を依頼
カードが盗まれた場合、不正利用を防ぐために迅速な対応が求められます。ほとんどのクレジットカード会社は24時間365日対応のサポートセンターを運営しているため、盗難に気づいたらすぐに連絡しましょう。 連絡方法: サポートセンターが国際電話に対応している場合、ホテルの電話や公衆電話を利用して連絡を取ります。海外からの通話が難しい場合、日本にいる信頼できる友人や家族に代理で連絡してもらう方法も有効です。クレジットカードの停止手続きには、名前や住所などの個人情報が必要になりますので、信頼できる人に依頼してください。
再発行に必要な手続きの確認
カードの利用停止が完了したら、現地の警察署に行って盗難届を提出しましょう。盗難届はクレジットカードの再発行には直接関係ありませんが、不正利用が発生した場合に証明書として必要になります。盗難されたことを証明できれば、不正利用された分を補償してもらえる可能性があります。帰国後の手続きにも必要となるため、盗難届を確実に受け取ってください。
カード会社への相談
カードを盗まれてしまった場合、残りの滞在期間をどう過ごすかが問題となります。手元にある程度の現金があれば良いのですが、現金がない場合は特に困ります。多くのクレジットカード会社は、海外での緊急対応として、緊急用クレジットカードの発行やキャッシングサービスを提供しています。緊急時のサポート内容は各カード会社によって異なるため、利用停止の連絡をする際に、これらのサービスについても確認しておきましょう。また 一部のクレジットカード会社は、海外にサポートデスクを設けており、現地でサポートを受けることが可能です。万が一に備えて、事前にどのようなサポートが受けられるかを確認しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、海外旅行でのスリの実態や手口、対策について解説しました。繰り返しとなりますが、手口や対策を知っているだけでも、スリは未然に防げます。
今回のコラムが、旅行に行く時の参考になれば幸いです。
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