旅行会社社員の旅行記 ~イタリア/クロアチア編(1/2)~
自分が学生だった頃に、初めて行った海外がイタリアでした。
今回は約20年ぶりのイタリアと、アドリア海をはさんだクロアチアを
訪問しました。
コロナで丸4年海外旅行に行けなかったので、とても充実した8日間と
なりました。初夏の地中海の日差しが厳しい毎日でしたが、とても
見応えのある旅となりました。
今回は、円安真っ只中ということで価格優先で初めて中国国際航空を
利用しました。正直こういう仕事をしていると、個人的には中々
おすすめできる航空会社ではなかったのですが、いざ乗ってみると
多少遅延はあったものの、口コミ等で聞くほどではありませんでした。
ただし機内ではほぼ100%、中国語で話しかけられます(笑)
機内食は概ね食べられる内容で満足でした。中華料理は偉大です。
反対に機内エンタメは物足りません。映画など種類は多いものの、
日本語対応や日本の作品はほとんど無く、ほとんど寝ていました。
全体的に日系のサービスなどと差は歴然ですので、ご利用の際は
ご注意ください。
ほぼ定刻でローマへ到着し、その後鉄道でフィレンツェへ。
イタリアの高速鉄道網(フレッチャロッサ)はかなり発達していて、
都市間移動は鉄道が便利です。
翌朝から本格的な観光スタート!
まずは斜塔で有名なピサへ向かいます。
皆さん色々なポーズで記念写真を撮っている姿は結構面白いです。
実分を目にすると想像以上の傾斜で驚きでした。
事前予約をしていたので、並ばず登ることもできましたが、傾いた側から
見下ろすと結構な恐怖体験をすることができました。高所恐怖症の方は
ご注意ください。
フィレンツェへ戻ってドゥオモ(花の聖母教会)へ向かいます。
前回訪問時はドゥオモの最上部へ行ったので、今回は対面のジョットの鐘楼へ
登りました。こちらからはドゥオモが綺麗に撮影できます。
翌日はベネチアへ。
ベネチア・サンタルチア駅を出るとすぐ、眼前に運河が広がります。
オーバーツーリズムでニュースでも取り上げられることの多い街ですが
平日ながら大勢の観光客で混雑していました。高潮などで運河の水も氾濫して
いなかったので落ち着いて観光ができたのが良かったです。ここでは移動手段は
車は無く全て「船」なので、タクシーもバスも救急車も全て船です。
本当は船頭が操る本格的なゴンドラにも乗りたかったですが、水上バスでも
十分雰囲気は堪能できました。他では見ることのできないベネチアならではの光景は、
それだけ多くの観光客を魅了する納得の観光都市でした。
本場のティラミスも堪能できたのも良かったです。
日本の新幹線に似たカモノハシ風のデザインで、宿のあるフェラーラへ戻り、
少し時間があったのでフェラーラ市内をぶらぶらします。
宿から15分程歩くとエステンセ城が見えてきます。イタリアの城は初めてでしたが、
ドイツやフランスとも違った雰囲気でゴツ目の城でした。
日も落ち始め、城の周辺のレストランでは食事を楽しむ人の姿が目立ってきました。
我々もこれに加わることにし、ライトアップされた城を横目にテラス席で食べた
本場ピッツアとアペロールスプリッツは絶品でした。
翌日、イタリア国内にある独立国、サンマリノへ向かいます。
バチカンと同じくミニ国家の1つですが、歴史は古く時のローマ皇帝より迫害を
受けたキリスト教徒が作った共同体が元で、301年建国と歴史ある国です。
最寄りのリミニという町からバスが出ており、我々もそのルートを利用しました。
山の上に築かれた国のため坂や階段が多く、宿泊が無ければスーツケースなどの
荷物は極力置いていくことをお勧めします。
(一応バス駐車場から市街入口までを結ぶSL風の車もありました)
また昼食にカルボナーラをいただきましたが、日本のと違ってマカロニタイプでした…
なおバスは1日数便出ていますが、座席は予約制ではないので時間帯によっては混雑し、
積み残しもあったため殺気立っていました。
夕方に港町アンコーナへ
大型フェリーでいよいよクロアチアへ移動します。
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