旅行会社社員の旅行記 ~イタリア/クロアチア編(2/2)~

【前編はこちらから】

 今回は国境をまたぐため、飛行機と同じく2時間前にチェックイン。

この時使ったフェリーは「JADROLINIJA」というクロアチアの船会社のマルコポーロ号でしたが船歴50年というなかなかのもの。1970年台当時の趣のあるデザインはある意味貴重な乗船体験でした。

翌朝、デッキに出るとアドリア海に映る日の出とクロアチアの陸地が見えました。
スプリトはもう間もなくです。

クロアチア第二の都市スプリトは世界遺産にも登録された町で、各地からクルーズ船やバスなどでやってきた団体観光客で賑わっています。

かなり南にきたこともあり、イタリアよりもかなり暑く、皆半袖短パンでした。歩道にはヤシの木などもあってリゾート地の雰囲気が街全体にあります。

午後からはバスでドブロブニクへ
今回の旅のハイライトでもあります。

平日でしたがこちらもスプリト同様大変な人の多さでした。
港には大型クルーズ船が多数泊まっており、主要な経由地になっているようです。
そして何より暑い!6月中旬でしたがバスターミナルの時計には42℃の表示が…
7,8月は世界中からバカンスを求めここドブロブニクへ集まるようですが、今から不安になってきました。

旧市街へ移動後、宿に荷物を置いてまずはロープウェイに乗ってみます。
スルジ山からは海に突き出た城壁に囲まれた旧市街の街並みを望むことができます。
時間に余裕があり元気がある人は自力で登っても1時間程度なのでいいと思います。
頂上駅横には眺望の良いおしゃれなレストランもあり、雰囲気は最高でした。
そして勿論、お値段も驚きの価格でした。

今回の宿は少し奮発して山の斜面に建つ貸別荘です。
海側の広めなテラスから眺める街並みをおかずに、スーパーで買ったワインと生ハムで
まったり過ごしたひと時は本当に贅沢な時間だったと思います。

翌朝、少し早起きしてまだ人が少ない時間に旧市街を散策します。 

城壁に囲まれた旧市街の街並みは様々な作品の舞台としても有名ですが、それも納得です。
大通りから1本横道に逸れると、階段がどこまでも続く路地で、きままな散策にはもってこいです。

城壁は歩くこともでき、海と街とを両方楽しむことができます。
夕方までたっぷり観光した後、後ろ髪をひかれつつ、空路でローマへ戻ります。

最終日は夜の帰国便のフライトまで、ローマ観光です。
ローマは2度目ですが、20年前のためほぼ新しい気持ちで回りました。
少し遅めの朝食に向かうと、最上階のレストランからサンタマリア・マッジョーレ教会を望むことができます

最初は1か所ずつしっかり観光するつもりでしたが、昨日に続きあまりの暑さだったので
「HOP-ON HOP-OFFバス」に乗ってみました。2階建ての観光バスでが決まったコースを
定期的に周回しており、1日パスを買うとそれに乗り降り自由というもので、日本語
イヤホンガイドもついていたので要所をサクッと回るには便利です。

スリが多いと有名な地下鉄に乗るのは気が引けたのと、宿の前が停留所だった点も良かったです。
何社ものバスが複数ルートを運行しているので、自分にあったコースを選択できると思います。

見所の多い街ですが、個人的によかったのは「ヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂」です。
現地の方には新しすぎてあまり人気がないそうですが(それでも100年近く前の建物なので十分古いですが紀元前の遺跡が残るローマならではですね)、堂々とした真っ白な姿と最上階には展望台がありローマを一望できるのは高層建築物が少ないローマでは観光客にとっては貴重な存在だと思います。

バチカン市国やサンタンジェロ城なども軽めに観光し、空港へ。

ローマのフィウミチーノ空港では日本人は入出国時に優先ゲートがあるので、大行列を横目にスイスイ進めて
気分が良かったです。先人が築き上げた安全な旅行客のイメージに感謝です。

乗継の北京空港では4時間以上乗継時間がある方向けの無料乗継専用ラウンジがあり便利です。

今回は使いませんでしたが、6時間以上の乗継の場合は同じく無料でホテルを利用できるサービスもあるので、ご予約の際は詳しくはお問い合わせください(諸条件あり)

コロナ明け久々の海外でしたが、入国制限などもほぼ無くなったので是非皆さんの渡航のヒントになれば幸いです。円安に負けず、海外旅行を楽しみましょう!

 

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