旅行会社社員の旅行記 ~ギリシャ/エジプト編(2/2)~

【前編はこちらから】

 

■4日目
ルクソール観光はこの日1日しかないので、朝から行動します。
現地の旅行会社のツアーに参加する予定で、ホテルまで迎えに来てくれる予定だったのですが、、、
1時間待ってもガイドが迎えに来ません。
ホテルのフロントにお願いし、催行会社に電話するもつながらない、、、
仕方がないので自力で観光することにしました。
*後日返金してもらいました。

まず歩いて向かったのはルクソール神殿。
カルナック神殿の副神殿として造られ、長いスフィンクス参道で有名です。
入場するとまず目に入ってくるのが大きな石像。
中庭・大列柱室などはゆっくり鑑賞したいところ。
朝の9時頃に行くと人が少なくておすすめです。

ルクソールの遺跡は東と西に分かれており、東側は徒歩で頑張って観光できますが、
西側は遺跡ごとに距離があり、どうしても車が必須になります。
*レンタルサイクルで回る手もありますが、体力に相当な自信のある方向け
ホテル前にいたドライバーに行きたい遺跡を告げ、交渉してチャーターすることに。

以前は舟でないと行けなかった西側ですが、近年道路と橋が出来た関係で、東側から直で車で渡ることが可能になりました。
カルナック神殿近くのホテルから約20分、王家の谷に到着しました。
事前にネットでチケットが買えたのですが、今回は用意せず。
窓口はそこそこ混んでいるので、時間がない方は事前購入しておきましょう。

入場すると一面の砂山と大きな道路が。
王家の谷まではここから歩いて7~8分ほどですが、トラムに乗っていくことも可能。
料金は往復セットで15ポンド(約45円)で、現金のみ・お釣りなし。
私はユーロしか所持していなかったので、歩きました。

王家の谷は任意の3つの墓を選んで見学するシステムになっており、
どの王の墓を見るかは人それぞれ。
ただし保存状態がよく、規模の大きなツタンカーメンやセティ1世などの墓に入るためには、別でチケットを購入しなくてはいけません。
今回私はラムセス5世・6世の墓のチケットを購入しました。
壁一面に描かれる「門の書」や「洞穴の書」、「昼の書」と「夜の書」など、壁画がたくさん。
この墓だけで満足できる、それくらいの価値があります。

続いて向かったのはハトシェプスト女王葬祭殿。
王家の谷から車で約10分ほどのアクセスです。
こちらも入場すると遺跡まで徒歩orトラムですが、400メートルくらいなので徒歩で良いと思います。
世界史の資料集やバラエティー番組でよく見る外観を目のあたりにして感動。
祭殿の外観とそこから見下ろす景色は素晴らしいのですが、これといって目玉はなく、、、
4~50分ほどの滞在で十分かと思います。

再度東側に戻ってカルナック神殿へ。
広大な敷地内の圧倒的スケールを誇る遺跡に感動。
休憩しながら歩いていたら、3時間も経っていました。
鑑賞に時間がかかるので、カフェで一休みするのもおすすめだと思います。


夕飯はホテル近くのレストランで。
こちらではマンゴージュースとハマム・マッハシという鳩料理を頂きました。
ハマム・マッハシとはハトの内臓や香辛料などを加えて炊き込み、味付けしたご飯を鳩肉の中に詰めた料理。
味は薄めですが、日本では中々味わえない料理に舌鼓。
オーナーさんが親日家らしく、温かく見送って下さいました。

 

■5日目
この日は朝から空港へ行き、カイロへ向かいます。
搭乗したのはナイルエアーというエジプトの航空会社。
ルクソールの空港では搭乗口に向かうまでに、

入口にいる職員にEチケットを見せる→一度目の保安検査→チェックインと荷物の預け入れ→二度目の保安検査→パスポート情報とフライト情報を台帳に記入

という流れになっています。

ナイルエアーの国内線はオンラインチェックインがありません。
事前座席指定はカウンターで希望を伝えなかったのですが、非常口の足元の広い座席でした。
50分ほどの短距離線ですが、ペットボトルのお水を貰いました。

ほぼ定刻にカイロに到着し、第一ターミナルの外に出ると、タクシーの客引きがたくさん声をかけてきます。
交渉して乗っても確実にぼったくられますので、相当困っていない限りは乗らないようにしましょう。
カイロ市内では幸いUberが使えますので、アプリから配車。
カイロ空港でのUber配車情報は第三ターミナルに関する情報ばかりですが、第一ターミナルからでも配車が出来ました。
ただし空港の一番奥まったところにあるので、ドライバーが到着するまで時間がかかります。

空港から約一時間かけてギザのホテルに到着、荷物を預けて再度Uberでエジプト国立文明博物館へ。
こちらは2021年に出来たばかりの博物館で、見どころは20体以上の王・王妃のミイラ。
日本でもたびたび博物館の特別展示でミイラが見ることが出来ますが、一度にここまで多くのミイラを見ることは、国内では中々できません。
なおミイラの展示エリアは撮影禁止となります。

その他の展示エリアは開放的で綺麗。
内部はコンパクトなので、1時間~1時間半あれば回れます。

このままハーンハリーリ市場へ行きました。
年始の金曜日、観光客も相まって周辺は大混雑。
SNSでよく見るランプのお店や雑貨屋など、お土産を買えるお店がたくさん。
入り組んでいるのと似たような光景が続くため、迷子になりそうです。

ハーンハリーリ付近ですが、あまりの人ごみで電波が弱く、Uberを呼ぶのに一苦労。
機種やsimによっては繋がらなくなる可能性が高いので、混乗ツアーなどで来ると安心できると思います。(私は気合で配車しました)

少し早めの夕飯で、コシャリの有名店「Abou Tarek(アブー・ターレク)」へ。
Uberで向かったのですが、同名のクリニックを間違って行先として設定しており、
ドライバーに謝罪しつつ目的地変更を車内でしました。
皆さんもアプリを使う際はお気を付けて。

コシャリとはひよこ豆やパスタ、フライドオニオンなどをトマトソースで絡めて混ぜる食べ物で、味はミートソースのパスタに近いです。
トマトソースの酸味と具材の食感が食欲を掻き立て、おいしいです。

このお店から歩いて5分くらいのところに、「Drinkies(ドリンキーズ)」というお酒の買えるお店があります。
度数15%のSAKARAビールなど、エジプトならではのビールがたくさんあります。
カイロ市内でお酒を買いたい場合はぜひ。

ホテルに帰って屋上のテラスで、ピラミッドのショーを鑑賞。
英語のアナウンスと共にピラミッドがライトアップされます。
1時間近い公演で、見栄えが変わらないのでだんだん飽きてきますが、、、

 

■最終日
最終日はピラミッド観光へ。
朝8時の開場とともに向かうと、既に列が出来ていました。
事前にオンラインチケットを購入していると、チケット売り場へ連れて行ってくれる客引きからバクシーシをされずに済みます。

QRコードをかざして入場すると、まず見えてくるのがスフィンクス。
シンガポールのマーライオンもそうですが、「思っていたより大きくない」、そんな印象です。
(マーライオンはもっと小さいですが、、、)

ピラミッドは一番有名な「クフ王のピラミッド」の他に、「カフラー王のピラミッド」と「メンカウラー王のピラミッド」の3つ。
クフ王のピラミッドが一番大きく、メンカウラー王のものは小さめと言われていますが、どれも近くで見上げると、かなりの大きさであることには間違いありません。

クフ王のピラミッド付近には、お土産を売る露天商や、バクシーシ目的でガイドや写真撮影をふっかけてくる人がたくさんいます。
またピラミッドのエリア内全体を通して、ラクダの客引きが非常に多く、そして非常にしつこいです。
ガイドに関してはお願いしてもないのに付きまとい、バクシーシを要求される「ありがた迷惑」な事例もあるんだとか。
これらすべて必要でない限りは、毅然とした態度で断りましょう。
*あまりにしつこい場合は無視しましょう、、、

ホテルをチェックアウトして、エジプト考古学博物館へ。
大きなスーツケースを預けられるか不安でしたが、博物館向かって左の小屋が預かり所になっていて、そちらで対応頂けます。
ただしチップを渡すまで、にこにこしながら意味ありげに見つめてきます。
(チップの金額は任意のようですが、大きい場合は多めにあげた方がいいかも)

24年10月頃に「お試しオープン」した大エジプト博物館の方に少しずつ展示物が移転されている関係で、ところどころ物置きになっている展示スペースがあります。
この博物館の目玉といえば、ツタンカーメンの黄金のマスク。
2階の特別展示室内にツタンカーメン関連の遺物が展示されており、大人気の為長蛇の列に並んで入室します。
エリア内は撮影厳禁、スマホを手に持っているだけで注意され、撮ろうものなら写真の削除をその場で求められる徹底ぶり。
写真はありませんが、何千年も前に作られたものが未だに、黄金に光り輝くさまは一見の価値ありです。

腹ごしらえとお土産探しに、ショッピングモール「City Stars」へ。
連日エスニックな料理ばかりだったので、イタリアンを。
リゾットと前菜でブッラータチーズを頼みました。
ブッラータチーズは非常に濃厚で、トマトと一緒に食べると非常に美味。
*ここで生のトマトを食べたことを、後々後悔します、、、
リゾットはやや固めですが、きのこの風味が香って美味しかったです。
外国人物価なのか、それともショッピングモール価格なのか分かりませんが、
サービスチャージ込みで700ポンド(約2100円)近くもしました。
市内のローカル飲食店の20倍近い価格です。

帰国便はカタール航空・ドーハ経由です。
カイロの空港は、

1回目の保安検査→チェックインと荷物預け入れ→出国カードを書いて出国手続き→2回目の保安検査

と、搭乗口に向かうまで時間がかかります。
特に1回目の保安検査は長蛇の列になるため、早めに空港へ向かいましょう。
制限エリア内はショップ・レストランともにありますが、USドル建てかつ空港物価の為、非常に高いです。お土産・食事は市内で済ませておきましょう。

約二時間半のフライトののち、カタールはドーハに到着。
深夜1時過ぎにも関わらず、ショップ・レストランともに大混雑。
有名な黄色いテディベアが鎮座しています。

ドーハ→成田のQR806便ですが、年末年始の長期休暇×ドーハがヨーロッパや中東などの各都市就航しているということもあり、旅行帰りの日本人が非常に多かったです。
体感、全体の8~9割は日本人だったと思います。
機内食で出たタピオカ入りのデザートが非常においしかったです。
*カタール航空の機内食はかなりレベルが高いです!

 

■あとがき
2024年の年末年始は9連休ということもあってか、ギリシャ・エジプトともに日本人観光客がかなり目立ちました。
「海外旅行離れ」なんて言葉もありますが、あながちそんなことはないと思えました。

アテネは落書きが目立つものの、人が優しく街並みや遺跡が綺麗で素敵な街でした。
2泊もあれば十分市内は見て回ることが出来ると思います。
サントリーニ島やメテオラの修道院に行かれる場合は、もっと滞在日数を増やさないと厳しいです。

エジプト:ルクソールはカイロからの日帰りツアーもありますが、移動時間と飛行機の遅延・運休リスクを加味すると、1泊した方が無難だと感じました。
夕方や日没後も街や遺跡付近を散策できるのでおすすめです。
カイロ・ギザには1泊と半日滞在しましたが、駆け足ならなんとか、、、というレベルです。
2泊した方がゆっくりできると思います。
エジプトでは終始生野菜・水に気を付けていたのですが、最終日のイタリアンで気を緩めた結果。帰国後3日ほど腹痛に見舞われました、、、

 

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